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城郭ブログ

城の歴史、武将を絡めて城関係のネタをまとめています

上州の名城(前編)

上州 群馬 真田信之

上州(群馬)のほぼ中央に位置する沼田市にかつて名城がありました。

 

 

沼田城です。

現在放送中の大河「真田丸」でも有名です。

 

群馬県沼田市倉内にあり、利根川と薄根川の合流点の北東、河岸段丘の台地上に位置する丘城。二つの川側は約70mほどの崖となっており、典型的な崖城でもあります。

この辺りの詳しい話は「ブラタモリ」でも取り上げられていました。

www.nhk.or.jp

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沼田は北関東の要衝であり、軍事上の重要拠点として上杉氏・後北条氏武田氏といった諸勢力の争奪戦の的となっていました。

 

沼田城はもともと1532年に沼田顕泰(ぬまた あきやす)により3年かけて築城され、沼田氏の拠点となります。

もちろん上杉氏、北条氏に狙われる土地ですから築城から30年経たずして『北条、上杉』どちらにつくかでお家騒動が発生。

顕泰は上杉憲政に通じて反北条方であり、長男左衛門尉三郎と沼田当主・弥七郎は後北条氏に近づいたため、顕泰は子を誅した(この際、弥太郎、平八郎景義は生存)

しかし北条氏に通じた当主弥七郎室の実家・厩橋長野氏に攻撃されて顕泰は景義とともに越後の上杉を頼って逃亡、沼田城には北条康元が入り沼田氏を称したとされます。

 

1560年 - 長尾景虎上杉謙信)が越山し沼田城を落とす。一度は逃亡した沼田顕泰は沼田の国人(沼田衆)を率いる立場になったが、城は景虎の直属(上杉家の「沼田三人衆」と呼ばれる上野家成、河田重親、松本景繁による城代支配)となります。

 

ここで沼田氏の動向を合わせて。

1566年 -顕泰、家督を三男弥七郎朝憲に譲り天神城へ移る。

 

1569年 - 側室との庶子である平八郎景義に家督を譲ろうとして金子泰清と共に朝憲を殺害したため、家臣の反発を買い、北条高広(朝憲の岳父)や長尾憲景(白井長尾氏)、真田氏も顕泰に敵対したため領地を追われ、景義と共に同族の蘆名氏を頼って会津に逃亡したという。

 

1578年 - 謙信死後に起こった御館の乱の混乱に乗じて沼田城を後北条氏が制圧。城代に猪俣邦憲、金子泰清らを置く。同年、甲越同盟の成立で上杉景勝武田氏の沼田攻略を承認し、真田昌幸が攻略の命を受けます。


1580年 - 昌幸が城代の泰清に調略を仕掛け、また昌幸の叔父・矢沢頼綱が沼田に攻め入ってこれを無血開城させ、武田氏が沼田を支配化におきます。

同年、後北条方と由良氏の支援を得た、会津に逃亡していた顕泰の子・沼田平八郎景義が満を持して沼田城奪還を目指して挙兵するが、昌幸の謀略により、泰清に殺害されます。

 

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↑平八郎石

 

この平八郎石ですが、血なまぐさい逸話が刻まれています。

平八郎景義は沼田城奪還を目指して挙兵したのは上記に記載した通りです。

 

沼田城主である昌幸は焦りました。なぜなら、沼田平八郎は、摩利支天(まりしんてん=戦神)の生まれ変わりと言われるほど、非常に強かったからです!


そこで昌幸がとった策が、平八郎の謀殺でした…!

昌幸の調略によって殺害された平八郎の首をこの上にのせて、首実検を行ったと言われています。

そこから平八郎石と呼ばれるようになりました。

 

 

1582年 3月 - 織田氏徳川氏連合軍の武田領侵攻により武田氏が滅亡し、その功により、織田家臣・滝川一益が武田遺領のうち上野国一国と信濃佐久郡・小県郡を与えられます。これにより、沼田城は滝川家臣・滝川益重の城となります。同年6月の本能寺の変を経て、武田遺領をめぐる「天正壬午の乱」(徳川、北条、上杉による領地の取り合い)が発生。天正壬午の乱において沼田城は後北条家に降った真田昌幸の支配となり、徳川氏後北条氏の間で沼田領帰属問題が持ち上がるが、昌幸はいずれの提案も拒否し、上杉氏の傘下に入ります。これは後年の徳川氏との上田合戦や後北条氏による度重なる侵攻を招くことになるが、いずれも退けます。

 

このあたりの流れは真田丸の一部で描かれています。

 

1589年 - 豊臣秀吉の裁定により後北条氏の支配となり、猪俣邦憲が再び城代に。しかし、同年に邦憲が昌幸の名胡桃城を略奪したことで、豊臣氏による小田原征伐が起こります。
1590年 - 北条征伐の戦後処理において、沼田城は昌幸の長男・真田信幸が支配します。

 

少し長くなってしまったので、続きは後日記載します。

 

沼田城が気になる方は以下のリンクを参照ください。

www.city.numata.gunma.jp